天井クレーンの設置

工房

3.楊重装置の確認

楊重機には20年ほど前に作成したチエーンブロックに巻き上げモーターを付けた装置を使用することにしました。

1)楊重機

①チェーンブロックはVAITALの1トン用に巻き上げプーリーにギヤードモーターを付けたものです。

 

②モーター下部端子台から操作スイッチが繋がれています。

 

 

 

 

 

 

 

2)動作確認

①回転確認

AC100V電源を接続しスイッ操作すると、モーターが正転、逆転してチェーンブロックのフックがアップ(UP)、ダウン(DN)することが確認できました。

無負荷電流は、正転(UP):610mA、逆転(DN):220mAでした。

②ギヤードモーターの検証

ギヤードモーターはとても古いSHINANO KENSHI製で
電源:AC100V,トルク:53kgcm、
回転数:78rpm、進相コンデンサー:10µF

もう一つ予備モーターがあったので通電テストをしてみました、実機と同様のデーターが得られました。

正転/逆転の数値が異なるのは、正転力行、逆転戻しのようです。荷重が加わるUP時正転使いをしていますのでこのままでOKと思われます。

 

 

3)楊重試験

 

 

 

 

 

 

 

負荷楊重テストを行いました、地固め機:65kg ∔ 砂袋:40kg =110kg
の負荷をかけました。電流が750mAまで増加しました、60kg以上の負荷をUP後停止固定ができず反転落下が生じました。

その他、にも問題があることが解りました。

4)問題点整理

確認できた問題点を整理すると
a)負荷に負けて停止保持ができない。
b)巻き上げチェーンの余長処理が必要
c)巻き戻し制限装置が必要
d)過巻(巻き過ぎ)制限装置が必要
e)給電ケーブルのスマートな処理が必要
f)通電状態の確認ができない。

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